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Cグループ 総評 死のグループの一つだったと思います。三者三様、全員がストレートに己のカッコ良さを提示していました。直球勝負のスタイルの中でほんの少しずつ違う道を、進みながら察し合いながら、お互いがお互いの良さを引き立てて研磨していった印象。潰しているようでその実、ピースな試合でした。 ・献華三重丸さん 韻 4 内容 3 存在感 3 →「ここまで連続で韻踏むなら多少内容の齟齬は良いだろう」と普通のバトルならそのままの勢いで白星をあげたいほど、超アグレッシブでした。ただ、項目ごとのポイント制という判定が難しい。せっかく一芸に特化してぶち抜いているのに「内容」として、わざわざ聞かれてしまうとこの部分の点数は高くはならない。 "関連ない言葉使用はしない 最大を狙う"っていうところが、「質より量の暴力」って感じのスタイルだった三重丸さん自身から、ちょっと外れたかなとは感じました。 ただ、これだけの量を踏んで、なおかつ繋ぎの部分を極限まで減らして、これだけ内容も強者とまともに言い合えていたら、既にそれだけでものすごいクオリティだと思います。格好良かった。今回がもし各々とのタイマンだったなら、三重丸さんに僕は上げたかもしれないですね。余談で、たちのさんと当たって欲しいなと思いました。 # 振り子の打法で アベレージヒッターな アンダーテイカー ぶち殺すバトルで 当てにいき立派だが 安打で良いんか? ・Chicag023さん 韻 3 内容 3 存在感 5 →相変わらずの、十八番のようなシカゴ韻律(敬称略)をどこに加点するか悩みましたが、本来「基礎の基礎」であるそれを高めまくって、もはやオリジナリティに昇華してるってことで存在感に加点。魔法使いの世界で体術だけを磨いてぶっ倒してるみたいな。量では無くリズムの美学なので、韻の項目だけで言えば三重丸さんに軍配。 内容としては、相手をいなす言い回しが本当に格好良い。争点にムキになって言い返してきたりしないので、無駄もない。"なるほどなるほど"とか"まあなんだっていいか"みたいな、文脈の皮肉があるから、まるい平仮名で決め台詞が落とせる。刺せる。 プロレスネタなんですけど合気道のようなイメージで、軽妙な返しがどんどん出てくるので「相手の力が強いほど活きる」って感じです。Mr.後攻。シカゴさんのアンサーをワクワクして待ってしまう、そんな連続でした。 # Independence Day、さあ今回も韻でペンで素手でしばき合いますか、身だしなみまずは整えてギラギラしたツラの不細工な面々に嫌々イタズラする節度無くチョケた俺が目クソ鼻クソ精査する言語活動電波に乗せお届けする他称ベストバウトメーカー # マイナス要素はお前の踏み全部に原因、殺し合うコロシアムやばいじゃん唯千無二千韻 ・Resis†anceさん 韻 3 内容 4 存在感 2 →「蟲毒」のネタ振りが誤読されてからその説明が必要になってしまって、そこから一手分、後手になった印象。こういう時「いや、そうじゃなくてさあ!」って返しをするのか、しないのか、悩みますよね。些細な諍いをスルーして判定人に「なぜ噛み合っていないのか」の読解を期待するのか。 子音と母音を織り交ぜて小気味良く踏むライムは、いつも語彙に独創性があって素晴らしいです。ただ、キャラクターの文脈と逸れる「増えるからいいっす!」「囲ったるさ」の語尾は少し気になりました。 内容のやり合いとしては、ドクターマリオに対して"類似"など細かい部分も丁寧に返しています。ちゃんと真面目ですよね。レジさんのディスは嘲笑する煽り気味のスタイルでありながら快活で、読んでて読者が不愉快になるまでいかないバランスが巧く、「周りから見るより、目の前の相手にとってやりづらい」って感じで上手いなあとおもいました。レジさんも今回の形式よりはタイマンが強いと思います。 # 既に重症な延髄と頚部、後は勝手に″餌付″いとけー?(笑) # まーだ抜けて無いんか?ジンジャーハイボール、アイルランドまで持つ?死んじゃう?大丈夫? 全体としては僅差ですね。票、割れるんじゃないかなーと。それぞれタネも仕掛けも謀略も無く、タイマン気質×3のバトルだったと思います。だからこそ楽しかったです。そんな中だと「潰し合った部分」よりも「個が目立った部分」で少しだけシカゴさんに優勢を付けました。多々、棚上げすみません。お疲れ様でした!
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