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京子が買ってくれたから作らないのは失礼なのだが、初心者の自分に作れるのか不安なのだ。 「ええい! こうなったら……開けちゃえ!」 飛び起きてベッドの上に箱を置く。自棄になって箱を開けようとする。 「あかり〜。ご飯よ〜」 一階の方から声が聞こえた。 時計を見ればもう夕飯の時間になっている。家についてからいままでの時間箱とにらめっこしていたのかと内心驚きつつもあかりは一階に聞こえるように返事をした。 (後で開けようっと……) 箱の中身を楽しみにしつつ、ベットから降りて部屋を出ていき一階へ降りていくのだった。 ◇ 「よし、今度こそ開けるよ!」 夕飯と入浴を済ませてあかりは部屋へと帰還していた。 時刻は八時。あかりは九時になると眠くなってしまうので早めにガンプラを完成させたい。 箱に手を伸ばして一気に開ける。 中にはビニールに梱包されたパーツとシール。説明書が入っていた。 「これがガンプラ……パーツがいっぱいある。とりあえず説明書読んでみよう。最初に読むのが肝心だもんね」 説明書を手にとって中身を読み始める。書かれていたのは部分事の作り方の手順。パーツの番号にランナーのアルファベット等。細かく書かれていた。 「パーツが多くて難しそうに思ったけど、丁寧に書かれていてこれなら迷うことなくあかりでも作れそうっ! 早速作ってみようかな」
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