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「いいわよ。勝てたら……ねっ!」 バクゥハウンドが身を起こして砲門から砲弾を撃つ。 しかし、狙いは京子のレッドフレームではなく彼女の一歩手前の地面に向かっている。 「ん? 何でそんな場所に……狙いを外したのか?」 相手の操作ミス。そう思っていた京子だったがその考えはすぐに否定される。 地面に被弾した瞬間。爆発の代わりに中から煙が噴き出して周囲に充満していく。 「って、煙幕かよっ!」 「その通り。今度はこっちからいかせてもらうわよっ!」 視界が閉ざされた中でバクゥハウンドが口からビームサーベルを放出しながら正確に突進してくる。 バクゥハウンドはレッドフレームを斬りつけると再び煙の中へ姿を消した。 「こんにゃろ!」 バクゥハウンドが消えた方向にビームを乱射する。 が、反応がない。既にその方向にいないようだ。 「遅いわよっ!」 後方からビームが飛んできてレッドフレームの頭部に直撃し、頭が大きく吹き飛ばされた。 「わあっ!? 京子ちゃんのガンプラがぁっ!」 煙の中からレッドフレームの転がってきてあかりは驚愕する。 「だいじょうぶ、よく見てみ」
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