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「おおーーーっ! 心の友よぉー!」 「って、またぁっ!?」 再度抱きついてくる京子にあかりはまた顔が真っ赤になる。 そんな二人のやり取りを見つめてギムは苦笑しながら肩を竦めるのだった。 ◇ その頃あかり達を襲った初心者狩りの女性は隣町の模型店にやって来ていた。 京子に負けた腹いせをここに来ている客の一人にぶつけようと勝負を挑んだのだが……彼女は目の前の状況に理解出来ないでいる。 「そんな……私が負けた。二度も……」 本日二度目の敗北。ファイトが終わったフィールドにはバクゥハウンドが相手の機体であるガンダムバルバトスのメイスによって叩き潰された瞬間のポーズで固まっていた。 「へえ、これがガンプラバトルね……中々面白いじゃん」 対戦相手が満足そうに言った。 赤い帽子を深々と被り。赤いパーカーとホットパンツの装いの少女。 そしてその顔の上半分を黒いマスクで隠している変わった見た目をしている。 その少女は女性に視線を向けると勝ち誇った表情で口を開いた。 「親切丁寧にありがとう。でも、いきなり襲ってきて初心者の私に負けるのってどうなのかな?」
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