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『ぐおおおおおおおおっつつつ!!!!!!』 頭から真っ二つに斬り裂かれ、キメラガンダムは断末魔を上げる。 斬り裂かれた瞬間。傷口からDG粒子が血のように噴き出した。 「見て、崩れていくよ」 櫻子が言う。 形を留めておくことが出来なくなったキメラガンダムは音を立てて崩壊していく。 DG粒子が溶けるように消えていき、後に残されたのはボロボロになったターンXだった。 「……終わったの?」 「もちろん。わたしらが勝利のハッピーエンドルートだっ!」 地面に転がるターンXの残骸を見て綾乃は首を傾げた。 応えるように京子は右手を突き上げた。それを聞いて仲間達の喜びの声が広がっていく。 「ああ。終わったんだ……変な展開になって一時はどうなるかと思ってたけど。無事に解決して良かった……めでたしめでたしだね」 「ううん。終わりじゃないよ」 うまるの言葉をあかりが否定した。 「え? どういうこと、まだ何かあるの?」 「もちろんだよ。ね、あおいちゃん」 「……うん」 あおいは口の端を少し上げて頷いた。
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