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連戦の後だと言うのにあおいは平然としていた。そんな彼女を目の当たりにしてあかりは汗を一筋垂らした。 「……彼女が再戦やりたいと言うなら、私は受けて立つだけ」 「へえ、ノリがいいね。ありがとうね」 「……どういたしまして」 あおいとうまるの間に火花が散る。試合前から二人の闘争心は最高潮に達てしていた。 「も、もしかして……あおいちゃんて意外と戦闘狂?」 「それはあかりも同じじゃん。で、結局あかりはやらないの?」 「それはーーー」 右手にあるジムレッドに視線を落とす。その質問に対する答えは既に決まっていた。あかりは顔を上げて京子を見つめる。 「もちろんやるよ!」 ジムレッドを前に持ってきて言う。京子は口の端をニッと上げた。 「よし、じゃあやろうぜ!」 「「おー!」」 全員シュミレーターにガンプラをセットしてファイトを始める。 楽しそうにファイトを行っている少女達に大人達は取り残されていた。 「あの子達。まだやるのね」 「ええ、あれだけの戦いの後なのに……楽しそう」
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