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俺の名はVAVA。レプリロイドだ。 レプリロイドとは、ただの機械と違い、己で思考し、判断し、行動のできる自我を持ったロボットのことで、名称は『レプリカ』と『アンドロイド』という、2つの単語を組み合わせて作られている。 自我を持っているといっても、レプリロイドは高い思考能力を備えているから、即座に論理的な決断を下すことができる。悩み続けることなど無い。 …ある“例外”を除いては、だが。 そんなレプリロイドである俺の思考は今、『困惑』という感情でいっぱいになっていた。 だってそうだろう? シグマの城の中でエックスとゼロに敗れ、死んだ――いや、機能を停止したはずの俺が、何故か病院のベッドで横になっている状態で目覚めたのだから。 何故病院だとわかったのかというと、すぐそばに看護婦がいたからだ。その看護婦が言うには、ここはカトルオックス島のレイクサイドパークにある病院らしい。ますますわけがわからん。
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