コピー
▼本文
ルナエッジ「俺についてこれるかな?」 俺は両足をバネにして、VAVAに飛びかかった。 ルナエッジ「切り裂け、牙よぉ!」 VAVA「……」 回避されるが、そんなことは想定内だ。 ルナエッジ「イヤホォーッ!」 俺は体を丸めて高速回転し、あたりを駆け回る。VAVAが攻撃してくるが、この時の俺にダメージを与えることはできない。 VAVA「…ちっ」 そのことに気づき、逃げの一手を打つVAVA。どうやら距離を取るつもりのようだ。無駄なことを。 ルナエッジ「てやぁー! たぁー!」 俺は回転を止めると、雪原に向かって両腕を交互に振るう。すると、衝撃による巨大な白い刃が出現し、VAVAに向かって真っ直ぐに飛んでいく。 VAVA「うおお!?」 流石に予想外だったのか、VAVAは反応が遅れて回避に失敗した。確かなダメージがその紫色のボディに入る。 VAVA「…!」 VAVA「牙と爪による格闘能力、狼ゆえの俊敏さ、アルマージと同様の無敵回転攻撃、遠距離攻撃も完備……おまえ本当に氷属性のレプリロイドか!?」 ルナエッジ「100年経ってるんだ。欠点を克服した機体だって造られるさ!」 ルナエッジ「それに、俺が弱かったらおまえも楽しめねえだろ!? 喜べよぉ!」 俺はもう一度VAVAに向かって突撃していく。 戦いはまだ始まったばかり。お楽しみはこれからだ。
スレッドへ
日間
週間
月間