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ヨーションカの街の教会の地下にある、最後の封印の鍵が眠るダンジョン。 案の定、そこは一面の銀世界で、他の遺跡に比べても静かな感じがした。 『メぇぇぇ〜〜リぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーーースぅ!! ひゃぁーーはっはっはっはっはぁーーーっ』 …何か聞こえたけど気にしない。 ロール『ここに、最後の封印の鍵があるんだね』 ロール『さっそくなんだけど、近くに大きな段差があるみたい。そこから、更に地下に降りれるよ』 アイラ「え? 段差なんて見当たらないけど」 キョロキョロと辺りを見回すアイラちゃん。確かに、視界には柱みたいなものしか映らない。 ツルッ アイラ「うわー!?」 すると突然、アイラちゃんが滑って転んだ。足下に氷があったんだろう。 ロック「大丈夫?」 アイラ「う、うん…」 バリンッ! アイラ「えっ? うわー!?」 ロック「アイラちゃん!」 僕が手をさしのべたその時、アイラちゃんが乗っていた氷が割れて、彼女は下に落ちてしまった。 VAVA「なるほど。氷で段差が隠れていたのか」 ロック「わかってたけどちょっとは心配しようよ……アイラちゃん、大丈夫ー!?」 アイラ「う、うーん! 大丈夫ー!」 下の方からしっかりとした返事をするアイラちゃん。するとVAVAさんは、 VAVA「俺が鍛えたんだ。あいつがあれぐらいで音をあげるか」 と、呟くように言った。
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