コピー
▼本文
結局、職員たちの調べにより、俺が持ってきたハンムルドールの目玉は美術館に飾ってある物とは別物だと判明し、俺は大型リーバードを倒せるほどのディグアウターだと認められた。 残念ながらA級ディグアウト免許に更新とまではいかなかったが、そこまでの不満は感じなかった。 VAVA(認められた) 俺の強さが。 俺の力が。 俺自身が。 今はそれだけで十分だった。 市庁舎を出てすぐそばの噴水まで行き、ベンチに腰掛ける。背もたれに身を任せ、空を見た。 VAVA(いい天気だ…) アイラ「あの!」 VAVA「ん?」 声のした方を見ると、見覚えのあるガキがいた。薄桃色のアーマー、アイラだ。 アイラ「私、アイラっていいます!」 VAVA「知っている」 VAVA「昨日の礼ならいらんいぞ。俺は言われたことをやったまでだ」 アイラ「そうじゃなくて、あの」 アイラ「――弟子にしてください!」 ……………は?
🔙スレッドへ
日間
週間
月間