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謎の女性「まずは自己紹介ね」 ユーナ「私の名前はユーナ。この世界を管理するシステムのマザーコンピューターの一人よ。よろしくね」 いきなり用語だらけだな。 ユーナ「それじゃあ、この世界の歴史について説明するわね。説明が終わるまで、質問は受け付けないわよ」 ユーナ「ことの起こりは数千年前、あるロボット――レプリロイドが人類に反逆したことから始まった」 ユーナ「レプリロイドの名前は"シグマ"。当時の技術水準としては最高傑作とされる機体よ」 VAVA(おいおい……数千年前だと?) 時代遅れの旧式どころか骨董品じゃないか、俺。 ユーナ「シグマが幾度となく起こした反乱によって、自然環境は破壊され、人類は衰退したわ。それこそ、種の存続が難しいほどにまでね」 ユーナ「そこで人類は、一度地球を離れ、自分たちの遺伝子をある場所に保存したの。地球が再び人間が住める場所になるまで待つためにね。私たちはその『人類再生プログラム』を実行に移せるか否かを見極めるための存在なの」 VAVA(『私たち』……つまり、少なくともマザーコンピューターは他にもいるのか) ユーナ「その場所の名前は『ヘブン』。地上ではない、天国…」 ユーナ「数千年の間に、人類は遺伝子だけ残して滅んだわ。あなたたちはデコイ――地上が人間の住める環境かどうか調べる目安として造られた、極めて生身に近い機械生命体よ」 バレル「なんと…」 VAVA「人間が、滅んだ…?」
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