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…視点変更→『ジュノとクロ』 ◇ データが提示したマスターとトリッガーの記録は、ジュノたちの所にも伝わってきていた。 といっても、音声だけで、情景は想像で補わなければならなかったが。 ジュノ「…そういうことでしたか」 クロ「まさかマスターがデコイに地球を託そうとするなんてね。そして、トリッガーはそれに応えた」 ジュノ「……」 マスターは、数千年の歳月の間に、デコイに愛着を持つようになっていた。そしてロックマン・トリッガーに、システムの破壊を願い死んでいったのだ。 クロ「あの人は、人類、僕たち、デコイ、すべての存在意義を否定した……これからどうする?」 ジュノ「そうですねぇ。カトルオックス島の管理権を剥奪されてから、好き勝手やってきましたし…」 ジュノ「マスターの遺志を尊重するとしますか」 クロ「えっ」 ジュノ「今更、セラ様の側には寝返れませんよ。今までのツケだと思って、潔く受け入れるしかありません」 クロ「トリッガーが負けたら僕たちもおしまいかぁ…」 ジュノ「そうネガティブにならず。楽しく逝きましょう? ……おや」 海面に何かを見つけたジュノ。それは海に浮かぶ人型形態のガガであった。 ジュノ「人型だと浮くのですか」 クロ「人型だからね〜」 ガガ「いや助けてくださいよ!」
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