コピー
▼本文
ジュノ「…例え、どんなに傷つき、苦しみ、悩もうとも、自分が信じた道を突き進む」 ジュノ「それが、私にとっての『ロックマン』なのですよ」 ロック「え…」 ジュノ「そもそも、青き救世主エックスの前身となった初代ロックマンは、ただのお手伝いロボットだったと記録されています」 ロック「え!?」 VAVA「何!?」 あ、ヘルメットもとに戻った…。 ジュノ「自ら製作者に『戦闘用に改造してほしい』と願い、悪に立ち向かった。それが伝説のはじまりだったのです」 ジュノ「選択肢は他にもあったでしょうに、ロックマンは戦うことを選びました。自分を信じていたから、自分が信じる者、自分を信じる者を助けたかったからこそできることです」 ジュノ「…私は、人類再生プログラムではなく、マスターを信じています。ですから、セラ様ではなくあなた方を選びました」 ジュノ「これで、理解していただけたでしょうか?」 ロック「う、うん…」 VAVA「……」 ユーナ「はい、もういいわね? ガーちゃんが合体して動くようになったこの宇宙船で、ヘブンへ向かうわよ!」 ガガ『よろしくお願いします!』 ユーナの横で浮かんでいた洋梨型の物体が喋った。声の主がガガで、謎の物体が宇宙船か。 ロック「わかった。VAVAさん、行こう!」 VAVA「ああ。…命拾いしたな」 ジュノ「ご武運を祈ります」 ジュノを見逃すことにした俺に対し、やつは今までとは違う爽やかな笑顔を浮かべていた。
スレッドへ
日間
週間
月間