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VAVA「っと…」 ごろん、と俺は仰向けに寝転がる。 さっきの『俺』の砲撃は、俺の左半身に甚大なダメージを与えた。 まず、左腕が根本から消し飛んだ。 かろうじて形を保っていた左足は、さっき爆煙から飛び出した時の衝撃で完全に動かなくなった。 目視していないが、左脇腹から何かが飛び出しているのを感じた。 避けたつもりだったが、余波だけでこれだけの被害を出すとは、流石『俺』だな。 VAVA「あー、くそっ」 シグマの城の時と同じになっちまった。肝心のセラがまだ残ってるっていうのに、ロックに全てを任せるしかないというのか。 しかし、不思議だな。あの時と違って、謎の達成感と充実感に満たされているのを感じる。 VAVA「……」 さて、どうする。せめて道具でもあれば『俺』の体を使って欠損部位を修理したんだが、それもできないとなると…。 VAVA「………………寝るか」 そうだ、寝てしまおう。何のデータも無しにロックが勝つかどうか予想しても意味が無い。ゆっくり休んで、再びこの世界を満喫するとしよう。 だから、 VAVA「勝てよ、ロック」 おまえは『ロックマン』なんだからな。
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