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…視点変更→『アイラ』 ◇ 目を覚ますと、そこはサルファーボトム号の一室だった。水兵さんによると、私は三日間眠り続けていたらしい。 もうこの地上にロックのお兄ちゃんもVAVAさんもいない。それがわかっていても、私は飛び起きずにはいられなかった。宛もなく走り出す。 ドカッ! アイラ「うわっ! ごめんなさ……えっ!?」 28号「いえいえ、こちらこそすみません〜」 アイラ「ボーン一家! どうしてここに!?」 28号「ロックさんたちを助けるお手伝いをしてるんですよ〜」 アイラ「え?」 何でも、私が寝ている間に『人類再生プログラム』は完全に阻止されたらしい。でもヘブンへ行くために使ったロケットは動かなくなってしまい、帰れなくなったという。 そこで、ミュラーさんたちはこのカルバニア島に居座って、ロックのお兄ちゃんたちを迎えに行くためのロケットを作っていて、それにボーン一家も協力しているらしい。 アイラ「どうしてあなた達が? さんざん邪魔したのに」 28号「ティーゼル様もトロン様も義理人情に篤いですからね〜、何か思うところがあったんじゃないですか〜?」 17号「サルファーボトム号が金色の鳥みたいなリーバードに襲われた時も、ロックさんを応援してたんですよー」 アイラ「そうだったんだ…」 みんな、頑張ってるんだ。みんなを迎えに行くために。 私も、頑張らないと!
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