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ルナエッジ「おい、てめえら!」 ロール「ルナエッジ!?」 ルナエッジ「今のはどういうことだ! データは黙ってろって!」 トロン「それは…!」 ルナエッジ「まさかてめえら、データの指示に従わねえで、独学でロケットを作ろうとしてやがったのか!?」 ロール「……」 トロン「……」 二人はばつが悪そうに黙って、目線をこちらに合わせない。 ねぇ、嘘だよね? 違うって言ってよ! アイラ「っ!!」 ダッ ルナエッジ「アイラ!?」 その場から走り去った私は、カルバニア島の大平原にぽつんとたたずんでいる遺跡の入り口まで行くと、声をあげてわんわんと泣いた。 アイラ「あああああ! うわあああああ!!」 さっき、私はルナエッジさんに「でも…」と何かを言いかけた。 その続きはこうだ。「私はVAVAさんに謝らなくちゃいけないから」、そう言うつもりだった。 私がVAVAさんの素顔を見て悲鳴をあげて気絶したことで、VAVAさんは絶対に傷ついた。その罪悪感が、ずっと私に重くのしかかっていたの。 悪いことをしたなら謝らなくちゃいけない。そしてVAVAさんに許してほしい。早くこの苦しみから解放されたい。 そして何より、また三人で仲良くディグアウトがしたい。 その一心で頑張ってきたのに…! アイラ「あああああ! あ、ごほっ! げほっ!」 泣き叫びすぎて喉が痛い。でもまだまだ叫び足りない。涙も次から次へと流れてくる。 悲しい、苦しい、辛い。 会いたいよ、ロックのお兄ちゃん。そして、 アイラ「VAVAさぁぁぁぁぁん!!」
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