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VAVA「何だ?」 アイラ「えっ?」 VAVAさんが、目の前にいた。 アイラ「え、え? VAVAさん? 幻じゃ、ない?」 VAVA「ふざけたことぬかすな。俺はここにいる」 アイラ「どうして!? 帰れなくなったんじゃ…!」 VAVA「確かに、ロック達にはロケットに関する技術が無かった。だが、数千年前の知識ならここにある」 コンコン、と、VAVAさんは右手の人差し指で自分の頭をつついた。 VAVA「俺は、本来土木作業用メカであるライドアーマーを戦闘に使用するような思考と技術の持ち主だからな。ロケットを一から作ることはできんが、修理するくらいなら容易い」 VAVA「ただ、この体を修復するのに時間がかかってな。おかげで、帰ってくるのが遅れてしまった」 アイラ「…っ!」 ガバッ 私はVAVAさんに抱きついて、ただひたすら謝る。 アイラ「ごめんなさい! ごめんなさい! ごめんなさーい!!」 VAVA「……」 VAVA「セラが言うには、地上には『古き神々』という敵が現れるらしい」 アイラ「え?」 VAVA「俺はこれからそいつらをぶっ潰す。おまえはどうする?」 アイラ「ついていって、いいの?」 VAVA「カトルオックス島で言っただろ。『いてもいなくても困らない』」 VAVA「確かにテストその4は不合格だった。だが破門した覚えは無いぞ」 アイラ「…!」 アイラ「やるよ! 『古き神々』を、一緒に倒そう!」 VAVA「返事だけは立派だな……行くぞ」 アイラ「うん!」 私とVAVAさんは、同じ方向に向かって歩く。 これからも、ずっと。 THE END.
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