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例え俺に好意的であろうと、俺が気にくわないのなら、俺の邪魔になるのなら、俺は容赦なくぶっ潰してきた。オクトパルドも、カメリーオも。 だから俺には仲間などいなかった。今も、昔も。 ――だからエックスに負けた。 VAVA「…ッ!」 その結論に至った瞬間、俺は強制的に視界をブラックアウトし、電子頭脳をシャットダウンする。 すなわち、眠りについた。 ◇ …視点変更→『???』 ◇ 時刻は夜中。かつては『草木も眠る、丑三つ時』と呼ばれた時間帯での出来事。 ヤスの草原でVAVAが使用している小屋の扉の前で、傍らに一体のリーバードを従えた一人の青年が佇んでいた。 「ふむ…」 ところどころ赤い線の入った白いアーマーを着込み、肩までかかる紫色の髪の毛と、額のほくろが特徴的な青年は、顎に手を当て何かを考えるような素振りを見せる。
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