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ココ「…そう言えば、紫狼沙って何者なんだろう」 じいやさん「私にもわからないねえ。紫狼沙は何時の間にか山にいたから」 ツネ次郎「俺たちみたいに、じいやさんがどこからか連れてきたわけじゃないのか」 クロ「おまえら、野生じゃなかったのか」 タヌ太郎「オイラたちは三人とも、動物園から連れてこられたのさ」 ツネ次郎「乱子、おまえは紫狼沙のこと何か知ってるか?」 乱子「それがさ〜、あたいもあんまりよく知らないんだよ」 乱子「でも生まれたのは確か外国の寒い国で、もともとは高貴な身分だったらしいよ」 乱子「たぶん王子様だと思うけどな〜、うん」ポッ 『あれま!』ガクッ 『そりゃあおまえの願望だろが!』 ココ「まあまあ、女の子なんだからそれぐらい…。って乱子、よだれ!」 乱子「おっと」ジュルッ ツネ次郎「しかし、外国生まれの高貴な身分だった狼が、なぜ天容の笛を追ってこんなところにいるのかなぁ」 乱子「さあ…」 タヌ太郎「う〜む」
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