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夏美「クーちゃんとはいつも一緒で、何をするのも一緒だった。でも段々とボロボロになっていって、その度に直してもらったんだけど、さすがにどうしようもできなくなって…」 小雪「捨てちゃったんですか…」 夏美「本当は、捨てたくなんかなかったけどね…」 小雪「夏美さん、だったらそのぬいぐるみ、クーちゃんの分も大事にしなくちゃいけませんよ。ものには意思が宿るんですから」 夏美「小雪ちゃん…」 ドドドドド 夏美「ん?」 冬樹「ね、姉ちゃん!」バターン! 夏美「冬樹、どうしたの?」 冬樹「テレビ見て! 大変なことになってる!」 夏美「ええ?」 ◆ 伊賀山、黒龍斎の屋敷(修復中) マタタビ「おうおう、何度言ったらわかるんでえ! 大工の心は木の心! 雑な仕事してたらひっぱたくぞ!」 ぼーぼーどり「ひ、ひぃ〜!」 一の坊「まさかマタタビ殿が大工までできるとは、雇って正解でしたな」 もも助「それよりも一の坊、父上は大丈夫なのか?」 一の坊「…目覚めたら、狂犬病の発作は確実かと」 もも助「そうか…」
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