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とある船室 コタロー「う、うぅ…!」ヒックヒック クロ「なあコタロー、おまえの生きてるこの世界ほど、予測不能でエキサイティングなRPGは無いと思わないか?」 コタロー「それはクロちゃんみたいに自由に生きてるやつのセリフだろっ!?」 クロ「そーか? 世界はおまうが考えてるほど、単純じゃないと思うぜ」 クロ「いっぱしのゲーマーなら、『クソゲー』って決めつける前にもっとやり込んでみろよ。おまえの人生、クソゲーかどうか、十年後に判断しても遅くねーだろ?」 コタロー「十年なんて無理だよ! 僕一人じゃ最初のダンジョンで行き詰まってゲームオーバーさ! 僕がどんなに無力か今回でわかっただろ!?」 クロ「…本当に困った時は、おいらを召喚しな!」 コタロー「!」 クロ「道なんか、いくらでもこじあけてやらぁ!」 コタロー「クロちゃん…!」グスッ クロ「一緒に感動のフィナーレ、見てやろうぜ!」 コタロー「や、約束だよ! クロちゃん!」
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