コピー
▼本文
ネンガ「ならばもう一つだけ聞こう。わしを倒したとしたら、おまえはその後どうするつもりだ」 ギオ「なにぃ?」 ネンガ「わしを倒した後…」 ネンガ「わしの代わりに天容の笛を守り続けていけるか!?」 ギオ「むっ!」 ギオ「…天容の笛を守る? そんなつもりなど無い」 ギオ「しかし、守ることになるのだろうな」 ギオ「額にある、念雅流後継者のこの印を受けた者は、天容の笛から離れては生きていけぬ」 ギオ「おまえは世界と念雅流のために笛を守り続けたのだろうが、わしは自分の命のために守り続けるしかなかろう」 ネンガ「守り続けるのならば、それでもよい」 ネンガ「では戦ってやろう」 ギオ「なにぃ!?」 ネンガ「さあ、こいっ!!」バサッ ギオ「…ほお。わしが勝っても天容の笛を守っていくと知ったら、ようやく戦う気になったようだな」 ネンガ「念雅流後継者の使命とは、天容の笛を守ること。その使命をおまえも果たしていくのならば、わしに思い残すことはない」
🔙スレッドへ
日間
週間
月間