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ギオ「しかし、ともに修練を続けるうちに、わしはあることに気がついた」 ギオ「おまえはわしと本気で戦ってはいないことにな」 ギオ「そして、わしとおまえは、七代目念雅流後継者に選ばれたが、念雅流の後継者は代々一人のはず」 ギオ「なぜだネンガ! なぜわしも後継者に選ばれた!?」 ギオ「貴様が先代のネンガに頼み込んだからじゃ。それがわしをどれだけ傷つけたか貴様にはわかるまい!」 ネンガ「……」 ギロロ(…ガルルに対して凄みを感じる一方で、悔しくもあったよ。『やはり俺では兄に勝てないのか』と) ギロロ(ギオも、おそらくそうなのだろう。そして、俺以上に劣等感が強いのだろう) ギロロ(ネンガ、おまえはその責任を取らねばならん。例え、どんな形であろうとだ) ネンガ「すまぬ…」 ギオ「許してやるぞ、わしと本気で戦うのならばな」 ネンガ「それだけはできぬ」 ギオ「なぜだ! 兄弟だからか!」 ネンガ「わしとおまえが戦うことが、いかにむなしいことか、それを教えてやろう」 ネンガ「わしを、殺せ」 ギオ「なにぃ!?」
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