コピー
▼本文
「おいおい……どんだけ増えるんだよ」 緑髪の少女は増援の数に嫌 気がしてきた。 「ネプテューヌさん、このまま増え続けると被害が更に増えるよ……」 「そうね、こうなったら奥の手を使うわ」 女性の身体が発光し、一瞬 で姿が変化した。 「いくらネクストフォームでも、あの数は無理なんじゃ」 「ええ、だからプロセッサユニットのリミッターを解除するわ」 「なっ!?」 女性の言葉に少女は自分の 耳を疑った。 「そんな事をしたら、ネプテューヌさんが消滅するかもしれないんだよ!」 「ええ、でも……あの数を一気に倒して、地球を修復するにはこれしかないの」 「ネプギアはどうするんだよ! あなたが消えたって知ったら、あの子が悲しむ……」 二人が口論を始めた。 楓はおろおろしながら、二 人の顔を見ている。 「ヴェルちゃん、ネプギアの事……頼んだわ」 「何を勝手なーーーぐっ!」 少女が掴みかかろうとした が、急に片膝をついて崩れ 落ちる。 「ど、どうしたんです!」 楓は倒れた少女に詰め寄る 。 「金縛りよ。しばらく動けないわ」 「ま、待て……」 少女は女性を止めようとす るが、身体は思うように動 かない。 「プロセッサユニットーーーセーフティ解除」 その言葉を合図に、女性の 着用していたレオタードに 刻まれたラインが強く発光 する。 「はああああっ!」 輝きを纏った紫髪の女性は 怪物の群れに突撃した。 群れの中に突入すると大爆 発を引き起こす。
スレッドへ
日間
週間
月間