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優樹「未曾有の危機?」 マオ「数日前から園内に巨大な怪物が出現するという報告が寄せられていてな。面白半分に調査に出た悪魔たちが片っ端から返り討ちにされているのだ」 マオ「本来なら我が動くようなことではないのだが……十紳士が全滅した以上、放っておけん」 晃「十紳士?」 マオ「我が邪悪学園の生屠たちの中でも、特に強力な十人の悪魔たちのことだ。今川版ジャイアント・ロボの十傑衆みたいなものだと思ってくれればいい」 晃(そのジャイアント・ロボがわからないんだけど…) ラハール「ちょっと待て。あのサルバトーレとかいう女も十紳士の一人だったよな? あいつもやられたのか?」 優樹(女性でも紳士なんだ…) マオ「ああ。魔チコ先生によると、怪物は銃弾の嵐をものともせず突っ込んできて、サルバトーレはそれを食らって吹っ飛ばされたらしい」 ラハール「なるほど、確かにそれは魔王として放っておけん一大事だな」 ラハール「それで? その巨大な怪物とやらはどんなやつなんだ?」 マオ「目撃情報によると、全長2メートル以上5メートル未満。全身が毛で覆われ、横にも縦にも大きい。パワー、スピード、タフネスに優れ、更に脳を揺さぶる程の咆哮を放つと聞く」 優樹「……」 晃「……」 ラハール「どうしたおまえら。狐につままれたような顔をして」 優樹「マオくん、もしかしたらそれ、あたしの知り合いかも…」 マオ「何ィ!?」
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