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親元を離れトンネルを掘る15歳、そこは似たような境遇の集合体、市街地の交通網、から離れた防空壕、上空から見えぬ山間部、で響くツルハシのアンサンブル、単調な音楽性、と地元の女学生、の差し入れが小さな幸せ、親方はとても義理堅い方で、無愛想ながら優しい人、それだけにあまりに酷い、あの日の記憶、を思い返す度に顔色濁る 朝からの空襲警報、で皆防空壕へ続いて移動、して数百数十名、が集約、ギュウギュウ詰め、やがて警戒警報、に切り替わって市街地へと、皆が戻った頃の、11時過ぎに怒号が轟く、トンネルの出口から眩い閃光、が差して爆風で堪らずに転倒、し衝撃に耐えるとしばし静寂、全身あちこちの痛みでリアル、を感じて目を開く、脳裏に刻まれるメモリアル 皆の無事を祈り先陣切ったけど、いつもの女学生は全身に火傷、皮膚はただれザンバラ髪、これは夢なんかじゃない、いつも頑丈さを自画自賛し、ていた親方は左半身、が吹き飛び既に息絶えている、そこにあったはずの道は消えている、建物も全て消えた別世界へと、変貌する町のsegmental resection、黒焦げで重なった町の住民が連なり、声なき声が響く「神を許したくはない」 何が救いか、1945年広島8月6日、同年8月9日長崎、人類史上これ以上最たるもののない過ち、そこから這い上がった先人達、も今や天国か年金暮らし、移り変わる時代の担い手は、俺たちの番だとシナリオに書いてある、この瞬間瞬間はもう来ない、I can’t accept not trying、例え困難な軋轢を伴う風、が吹こうともやるべきことをやるだけ
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