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▼本文
体裁が悪ければ蛇行と言い換えた不都合と、 どう余分なのかすら濁す因果へだぶつく応答。 要点を暈すラブストラックとアブストラクト。 愛さえ得ればいい、と韻を妥協の猥瑣へ廉売。 脳内、数多のワードが行き交ったユニバース。 投げやりに言葉尻を紡ぐ芯無き闊達に蛮勇、 その果てにスタイルぶった色、淡味な論証より 高みへ押し上げた文体のターミナルを背負う。 筆の執り始めはスタンスを問わず玉石混淆で、 ここから自己研鑽、時には凄く急き込む工程。 修正、削除、補足、血が滾りし行路が快美。 一日で冷める魂と須く違った技に詩魂の篝火。 その過程を過程のまま記す眠たい感情は怠惰、 俺は更なる愛を注いで無駄に価値を与えた。 筋の整った速筆には存在理由を問わないが、 放棄した口上には執拗く問う、猶予とは何か。 悪しき脊髄反射、淘げぬ表現が一様に未熟。 俺なら稚拙な出任せの限界値をリミックス。 そこで再考し、推敲し、精巧に核を拡げつつ、 量から質まで瞭然と凌駕する加工品の芸術。 美化に潜む慢心の悪魔が黒鳥を襲うファルス。 嗄れた断末魔で微かに揺れ動く地を走破する、 純度100%の強みで生む至高の宝を賭す言文。 臨むは一層、業が乗っかったランドスケープ。
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