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<BR><font color="#ded2bf"><center>【三百六十五歩のマーチ●ワン・ツー・パンチ●】</center> 頑張れ!というメッセージがあまり肯定的に受け取れない昨今だが、シンプルさとストレートさが頼もしい、背中を押してほしい時に聴きたい一曲ではある。 それまで演歌の本流ともいえる楽曲を唄い続けていた</FONT><font color="ORANGE">水前寺清子</FONT><font color="#ded2bf">が初めてリリースした歌謡曲ナンバーであり、題名通り、一日一歩ずつ歩み続ける人生を励ますマーチ(行進曲)調の曲である。 なんと!</FONT><font color="ORANGE">水前寺清子</FONT><font color="#ded2bf">は、この楽曲提供を受けた当初、演歌歌手としてヒット曲を連発していたプライドから、英語の「ワンツー」という歌詞がある本曲に「冗談じゃない!わざとイメージに合わない曲で私を辞めさせる気だ」と疑心暗鬼になったらしい。 一方、作詞した</FONT><font color="ORANGE">星野哲郎</FONT><font color="#ded2bf">さんによると、「息の長い歌手でいるには、違うタイプの歌も唄えなくてはいけない」との思いもあり、「このような楽曲を作ったのだ」という。 このように、</FONT><font color="ORANGE">水前寺清子</FONT><font color="#ded2bf">が不本意ながらもリリースした楽曲ではあるが、時は1968年(昭和43年)、高度経済成長のまっただ中、日々努力する勤勉な日本人の応援歌として国民的人気を得た。 そんな「日本が自信に満ちた時代だった」(元ディレクターの</FONT><font color="ORANGE">長田幸治</FONT><font color="#ded2bf">氏談)という時流にも見事にマッチし、累計では100万枚を越える売り上げ(ミリオンセラー)となり、結果的に</FONT><font color="ORANGE">水前寺清子</FONT><font color="#ded2bf">最大のヒット曲であり代表曲となった。</FONT> <font color="ORANGE">水前寺清子</FONT><font color="#ded2bf">は、この曲のヒットとファンからの熱い手紙に歌への気持ちが大きく変わり、「最初は唄いたくなかった曲が、今では誇りです!」と当時のインタビューで語っている。 ちなみに、</FONT><font color="ORANGE">水前寺清子</FONT><font color="#ded2bf">本人は2番の唄い出しの歌詞を好んでいるという。 そんな彼女が好きと語る2番の歌詞を入力しつつ、どうか、今の社会状況が、少しでも明るい方向に進むことを祈りつつ・・・ しあわせの扉はせまいだから しゃがんで 通るのね 百日百歩 千日千歩 ままになる日も ならぬ日も 人生は ワン・ツー・パンチ あしたのあしたは またあした あなたはいつも 新しい 希望の虹を だいている 三百六十五歩のマーチ/水前寺清子</FONT> https://youtu.be/WFilEQVqKI8
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