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<BR>今回は作曲家の<font color="ORANGE">富田 勲</FONT>の曲を取り上げます。 『リボンの騎士』 男の子なの?女の子なの? まるで宝塚歌劇団? つまり、この作品には『性』を越えた何かがある。 今でこそ『ジェンダー』などと言われていますが、生物学的な『性』を越えた何かがある。 どんな小さな生き物でも『雄』と『雌』に分かれている。 でも、人間って、それだけでは割り切れない。 『男』『女』て一体何なのか?心次第で『男』にも『女』にも成り得るって何なのか? ひょっとして、これって『生命の不思議』にも通ずることなのでしょうか。 『ふしぎなメルモ』でも生命の不思議さを感じさせますね。 それは、幼い頃にどれほどのインパクトを受けたことでしょう。 当然、理屈は分からない。 でも、何かを感じ取っていた。 心に強く残るものがありました。それが、音楽を通して印象づけられたのです。 汚れを知らない、社会のことなど何も知らない純粋な頃だからこそ、かえって感じ取ることができたのかもしれません。 『幼い時』を過ごすことができるというのも、生命の不思議ですね。 ああ、医学博士でもある<font color="ORANGE">手塚</FONT>先生が語りかけているかのよう… 作品は海外でも音楽と共に高い評価を受けたことでしょう。 洋物ですが、まずはこれをー <font color="yellow">タラリ ラッタ リッタ ラッタ ラッタッター ヤホーヤホーヤホー</FONT> リボンの騎手[OP・ED] https://www.youtube.com/watch?v=I6PwMMlarTU これこれ、幼い頃に観ていました。イントロ聴いただけでしびれましたね。横笛(フルートか何なのか分かりませんが)の後の曲の流れ、白馬に乗ったサファイアが登場する辺りにグッときた。 リボンの騎手[opning] https://www.youtube.com/watch?v=664Wfc0Y7KA 歌っているのは<font color="ORANGE">前川陽子</FONT>というアニメソング歌手でジャズシンガーでもある方です。チャーミングな歌声ですが、<font color="ORANGE">ささきいさお</FONT>・<font color="ORANGE">水木一郎</FONT>・<font color="ORANGE">堀江美都子</FONT>と並んで『アニメソング四天王』とも称されているといいます。『魔法使いサリー』とか『キューティーハニー』なんかも歌っている方ですね。 『ジャングル大帝』 この音楽担当も<font color="ORANGE">富田 勲</FONT>だったのです。<font color="ORANGE">スティービー・ワンダー</FONT>も尊敬する先生です。アニメ化される前、もともとの原作は1950年に漫画雑誌に掲載されたものであるという大変古い作品です。しかし、音楽を聴けば、壮大な世界観を感じさせてくれます。その世界の中で、動物も人も厳しい生涯を生き抜かねばならない… ところで、そのED曲は<font color="ORANGE">弘田三枝子</FONT>が歌っています。10代の頃から伸びのあるパンチの効いた歌声で、洋楽を取り入れた和製ポップスの道を切り開いた人です。彼女の歌声は、まさに時代の勢いをそのまま表現したようなパワフルなものだけに、<font color="ORANGE">都はるみ</FONT>や<font color="ORANGE">大瀧詠一</FONT>、<font color="ORANGE">桑田佳祐</FONT>に<font color="ORANGE">山下達郎</FONT>と、影響を受けたミュージシャンや歌手は数多くいたでしょう。以前に投稿した<font color="ORANGE">ジェームス・ブラウン</FONT>じゃないが、まさしく『ダイナマイト』娘だったのではないですかね。この様なスケール感ある作品に引けを取らない歌声といえば、オペラ歌手か彼女しかいなかったのではないか。 ジャングル大帝[OP&ED] https://www.youtube.com/watch?v=IECB5He08hw 『マイティジャック』 この特撮ドラマの音楽も<font color="ORANGE">富田 勲</FONT>だったのか…。クラシックとベンチャーズを足した様な音楽ですね。この『マイティジャック』は『サンダーバード』に触発された<font color="ORANGE">円谷英二</FONT>が気合を入れて製作したんじゃないですかね。これはウルトラセブンと同時期ですね(セブンの方が少し早い)。この辺りになるとセブンも同様にメカがスマートなデザインです。この特撮で初めて超高速度撮影されたんじゃないですか。水しぶきのシーンが実にいい。ライトでクールな感覚はサンダーバードにはありません。独創性や粗い力強さはあるんですが。特撮は日本人の美意識が為せる技にも注目です。例えば、『ウルトラセブン</FONT>でロケット型のウルトラホーク2号が陽の光を浴びて基地から飛び立つシーン(カメラは下から煽る感じで)が忘れられません。美意識がないとそんなシーンは撮れないと思います。メカではなくドラマ全体でそう感じるのは何と言っても最終回と『ノンマルトの使者』です。ウルトラセブンの故郷M78星雲では地球人のことをノンマルトと呼んでいる。ノンマルトは人類より先に地球に住んでいた。人間によって海底に追いやられてしまった。人類は地球の侵略者なのか?という重いテーマの物語です。ショックでしたよ。『正義』とはなんなのか。自分たちが『正しい』と思っていることはホントに正しいのか?ということも子供なりに考えさせられましたね。学校じゃ教えてくれないようなことです。特に『ノンマルトの使者』にはドラマとしての美学を感じます。他にも中々心惹かれる回がいくつかあります。ずいぶん余談になりましたが、音楽を聴くだけでそういった様々なことが脳裏に浮かびます。 マイテイジャック[OP] https://www.youtube.com/watch?v=syDiAnfZMhI あと、『キャプテンウルトラ』も<font color="ORANGE">富田 勲</FONT>ですよ。スピード感あふれる曲でgoodです。 <font color="ORANGE">富田 勲</FONT>さんは私的にはドキュメンタリー番組のイメージもあって、何と言っても『新日本紀行』ですね。どうやってあんな日本の原風景を思わせるようなイメージが湧くんでしょうねえ。『座頭市物語』の主題歌『おてんとさん』もそうです。聴けば「あ〜」となる。何かねえ…なんとなく座頭市っぽくない。背後に日本の原風景が浮かんできそうです。座頭市のドキュメンタリー番組みたいになっちゃってる。でも、<font color="yellow">ようござんす。ようござんすよ。おてんとさ〜あ〜あ〜あ〜ああ〜ん〜♪ あ〜あ、斬りたくねえ…目さえありゃあ、逃げられるんです</FONT>…露天風呂に浸かりながら歌いますか、ははは… 意外なところでは、NHKの『きょうの料理』です。え〜っ、あれが〜ってなもんです。<BR>
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