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セッコさんに1票. 実家のような安心感を感じるネットライムでした.\こういうやつ久しぶりに見た/ まずB-1さん1バース目,変なやつがたくさんいる深夜のマクドナルドで,B-1さんが「あうおあうおあうお」と呟いてるのを想像して笑いました.内容はシンプルで,セッコさんとバトルできて楽しみだから新しいもの見せてくれ,という感じでしたが,それに対してセッコさんが後攻で「B-1は話がつまらない型月もどき」という内容でディスりつつ「盲信的に押韻へピント合わせがちな精進系チルドレンにファストじゃなくテラスにてコーヒーでチルする合法トリップのような等身でいい」とマクドナルドネタに返しつつテラスでコーヒーを飲む大人の余裕を見せつけていました.以後はB-1さんがディスに回るものの,セッコさんのバースには論理的にはあまり瑕疵がないため,苦戦していた印象でした.無理気味な攻めが見受けられた.そこをセッコさんが果敢に攻めて勝ちきった. B-1さんは1バース目で「歴史に刻もうぜ新たな1ページ この時代に俺とあんたが生きてる意味」とありますが,まだ信頼関係の構築されていない相手に対してはこのラインは少々迫力不足だったかもしれない.相手に対してはレジェンドだと言及していますが自分の紹介がほぼなかったのがちょっともったいなかったです.そのようなテーマでバトルをするなら「この時代に自分の生きている意味」を読者や相手に実感させてくれるようなラインがほしかった.あるいは,相手にディスられようが,徹底して自分のしたい話をしたほうがよかった.1バース目で「旬な議論内容に沿ってライムする文化史・存在論」と言っていますが,このあとほぼ旬な議論内容や文化史や存在論に言及されなかったので,相手のペースに巻き込まれたように見えてしまった.何を言われようが日本の衰退について述べるほうがまだインパクトや勝機があったと思います. その辺りにセッコさんの2バース目「深いとか浅いとか他でやれ半端モン、オレは単純にオマエダレ?なんだよw」というディスがきゅうしょに あたった!という感じでした.他の面でもやはりディス・論争の面で終始ウワテでした.後攻の利を活かしまくっていた.この後攻に勝つのは困難だと思わせるようないやらしさがありました. 最近はよくロンダルキアやルーキーズカップのネットライムを読んで判定していました.そのような特別な場では,戦うライマー同士,お互いに背負うものや因縁があって,濃厚なバトルが多かった.そんな中,このバトルはネットライムの原点に帰ったようなシンプルなディスバトルで,なおかつお互いに技術的にも非常に高水準で,とてもおもしろいバトルでした.今回は,貶し合いの中に時折覗くスピリットがかっこよかったセッコさんに1票投じます.
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