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ゴリラ「……」ジー キュルル「どうですか?」 ゴリラ「確かにこの絵に描かれているのはゴリラだし、これはこの場所だが、このゴリラが俺かどうかはわからないな」 ゴリラ「俺はヒトと関わりを持ったフレンズだが、残念だけど、おまえには見覚えがない」 キュルル「やっぱり」 ゴリラ「やっぱり?」 キュルル「このスケッチブックに描かれた場所には、必ずヒトの痕跡があるか、かつてヒトと触れ合ったフレンズがいたんです」 キュルル「それが何を意味するのかは、僕にはわからないけど…」 ジララ「……」 ヒョウ「…ほんで? カラカルはあのガキンチョのどこがええの?」 キュルル「が、ガキンチョ?」 カラカル「はぁぁぁぁあっ!? どういう意味よ!?」 ヒョウ「うち知っとるでぇ。カラカルっちゅうけものは警戒心が強いってな」 ヒョウ「それが自分の縄張りから出て、行く宛もないヒトと一緒に旅するなんて、『キュルルのことえっらい気に入ってはるから』としか思えんわ」 カラカル「か、勘違いしないでよね! ここまでついてきたのは、その……気まぐれと成り行きよ!」 ジララ「あんなこと言ってるぞ?」 キュルル「カラカルが素直じゃないことには、もう慣れっこだよ」ハハハ キュルル「手掛かりを探すために沖に行かなくちゃいけなくなったことがあったんだけど――」 バンドウイルカ『ねえ、本当に大丈夫なの…?』 カルフォルニアアシカ『やっぱりあなたは陸にいた方が…』 カラカル『や! 行くったら行くのー!』尻尾ブワー ←マストにしがみつきながら キュルル「って、水が苦手なのについてきてくれたんだ」ニッコリ カラカル「その話はやめてー!/////」 ヒョウ「ジララ、見習え」 ジララ「何をどう見習えばいいんだ?」
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