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「ハンミハンミハンミ…!」 ボルテージを増す歌声。 いつしか周囲には人だかりができていた。 「what's up(ワザァップ)!!」 勢いよく飛び出しできたのは見るからにラップが好きそうな男である。 「友への裏切りぃ?(アサシン)」 男はハンミハンミのリズムに合わせてリリックを放ち続ける。 おまつはこれ以上の狂った光景に耐えることが出来ず、その場を去った。おまつには確かに正常な人間の心が宿り始めていた。 しかしどうにもミキティが頭から離れぬおまつはスペースデータバンクに問い合わせる。 「ミキティ コードネームsyd 最新の人間型兵器デス」 !? おまつと同じく未来から来ているものがこの時代へ紛れている… 「バトルモード発動、倍撫!」 おまつがそう呟くと、右手はみるみる内に大量破壊兵器、倍撫へと姿を 変えた。 「ハンミハンミハンミ…」 あの歌は、確かにおまつへと近づいていた。
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