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VAVA「…わかった、訂正する。礼をさせてくれ」 そう言わなければ話が先に進まない。 だが、激しい抵抗感は消えず、電子頭脳の中でぐるぐると渦巻いている。気分が悪い。 誰かに礼をするなんて、したことなかったから。 おばさん「ん。じゃあさっそくで悪いんだけど、アップルマーケットを出てすぐそばにある遺跡から、うちの主人を連れてきてもらえないかい?」 おばさん「いつもだったらまだ慌てるような時間じゃないんだけど、今回は弟子も一緒だからねえ」 VAVA「弟子?」 おばさん「ああ、アイラっていう女の子だよ。ディグアウターを目指してるんだ」 VAVA「そうか、わかった。行ってくる」 おばさん「はい、行ってらっしゃい」 にこりと笑う中年女性を後目に、俺は遺跡へと向かう。 このもやもやとした気持ち、リーバードを破壊して晴らすしかないな。 VAVA「俺の力を、見せてやる…!」
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