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それから、どれほどの時間が経っただろうか。 ジララの攻撃がキルルに当たればジララが反撃を食らい、キルルの攻撃がジララに当たればキルルが反撃を食らうことが当たり前になった頃、戦いの余波で周囲の緑は全て火によって赤く染まり、地獄のような光景が広がっていた。 ジララ「お互い、しぶといな…」 巨大化キルル「……」 巨大化キルル「キルキルキルキルキル…!」 ジララ「む!」 その時、キルルが更なる変化を遂げた。最終形態である塔の姿となったのである。 ジララ「……」 キルルタワー「……」 量産キルル『キルキルキルキルキル…』 キルルタワーの隙間から、おびただしい数の量産キルルが現れる。 ジララ「やはり、こうなったか」 ギュオッ! キルルタワー「…!」 ジララ「暗殺超魔術"場吸無"! 異物同士、一緒に消えてもらうぞ!!」 「「「ちょっと待ったぁー!!」」」 ジララ「何!?」 推奨BGM『トゲのある花』 https://youtu.be/tWIZRbaAP4g イリンクス「"ハードトランス"!」 ミミクリ「"マジカルフライト"!」 量産キルル『!?』ボガーン! ゲムム「よし! アレア、今の内に、大尉に回復魔法を!」 アレア「はい! 癒しの光、"セインヒール"!」ピカーン ジララ「おまえたち、何故ここに!?」 ゲムム「気になって調査を進めたところ、キルルの存在を知り、いてもたってもいられず、お助けに参りました!」 ジララ「…来るのが遅かったな。キルルは最終形態へと至った。おまえたち4人が来たところで――」 カゲゲ「否。4人ではない」 ジララ「カゲゲ!?」
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