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博士「キュルル、かばんを追うのです」←さすがに戻った キュルル「かばん?」 博士「およそ一年前、サーバルキャットのフレンズ、及びラッキービーストと共に旅をしていたヒトがいたのです」 ジララ「確か、俺が初めてジャングルにやってきた日に、ゴリラから似たような話を聞いたな」 ゴリラ「あの噂は本当だったのか!」 博士「かばん達は海の向こうにある、ゴコクエリアに行きました。フレンズ、ヒト、楽しいこと、面白いこと、色々な事柄を探すためです。おまえもそこへ行くべきなのです」 キュルル「でも、僕はヒトに造られたヒトで…」 カラカル「いいんじゃない? 造られても、ヒトはヒトでしょ?」 キュルル「カラカル…」 カラカル「ひょっとしたら、あんたを造ったヒトもいるかもしれない。会ってみたいと思わない?」 キュルル「…!」 キュルル「うん! 僕、会ってみたい! 僕を造ったヒトに!」 カラカル「じゃあ、決まりね。ゴコクエリアに行くわよ」 キュルル「え!? カラカル、一緒に来てくれるの!? 海の向こうなのに!?」 カラカル「当たり前じゃない。ここまで来たんだもの、最後まで付き合うわよ」ガクガクブルブル キュルル「……」 キュルル「うん、ありがとう」ニコッ カラカル「………………」ポー アムールトラ「ちょっと待った」 キュルル「え?」 アムールトラ「旅立つ前に言わせてくれ。『ごめんなさい』」ペコッ キュルル「そんな、君はキルルに操られていたんじゃないか」 アムールトラ「操られていたけど、私がやったことには変わりない」 アムールトラ「私はこれから、迷惑をかけたみんなに謝るための旅に出ることにするよ」 アムールトラ「まあ、旅って言ってもすぐに終わると思うけどね。次に謝る相手、すぐそこにいるし」 博士「です」 助手「です」
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