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後日、ジャングル 紙相撲 < やぁ。 ヒョウ「ぬおおおお!」トントントン イリエワニ「てりゃー!」トントントン ジララ「…何をやってるんだ?」 ゴリラ「紙相撲っていう遊びだ。図書館にあった本に書いてあったらしい」 ジララ(紙相撲は知ってるんだが……あそこまで力む必要があるものだっただろうか) パタッ ヒョウ「ああっ、また引き分けや!」 イリエワニ「これで5回連続ね…」 ジララ(仲が良いんだな) イリエワニ「あ、ジララ。あんたもやる?」 ジララ「いや、せっかくだが遠慮しておく。今日はイエイヌの家に行く約束をしているのでな」 ヒョウ「デートやな」ニシシ ジララ「年寄りをからかうんじゃない。とにかく、行ってくる」 ゴリラたち『行ってらっしゃーい』ノシ ◆ ジララ(フレンズたちは本当に俺を大切な存在としている。このジャパリパークが俺の居場所) ジララ(キルルとの戦いは、そのことを俺に強く自覚させた) ジララ(だが、歳のせいか、『本当にそれでいいのか?』と思ってしまうことがある) ジララ(そんな時に、俺はイエイヌの所に行くのだ) ドア < コンコン ジララ「イエイヌ、ジララだ。入ってもいいだろうか?」 イエイヌ『ちょっと待ってください、今、開けます!』 ガチャ イエイヌ「ジララさん、いらっしゃい!」ニッコリ ジララ「ああ、邪魔をする」ニコッ ジララ(この笑顔が守れただけでも、俺が生き残る意義はあった。そう思うことができるから――) 最終話「フレンズ」完 『ジララ大尉がジャパリパークで余生を過ごすようです。』おわり。
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