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いつしか想いは痛みへと移りゆき つい追ってしまう左手の薬指 得も言えぬ味に浸して送るkissに 何かの間違いを期待せど苦しむ日々 いつか、もしかして と どうせ、いつまでも の 狭間でまた彷徨っているだけのこと 貴方が私を見つめるときの瞳は 決して染まらない ただの恋の色には もっと早く出会えていたなら何か 変わったのなんて言っても今更だしさ 綺麗で汚いこの視線の奥は 誰にも見せず大事にしておくわ 全てわかってるみたいな顔してずるいのね 枕元にもう何度も直して古い時計 なんの意味がないことをわかっていても 今日も貴方の痕跡(あと)を片手に背負う もっと素敵な気持ちだと信じてたこれを 私はきっと無自覚に虐めたのでしょう 口に出しちゃいけない想いがあるなんて 知らない子どもに影を落としたがる関係 いつしか想いは痛みへと移りゆき つい追ってしまう左手の薬指 得も言えぬ味に浸して送るkissに 何かの間違いを期待せど苦しむ日々 たしか友達とずっと前に話してたっけ 「絶対やめた方がいいよ、やばいってば」って わかってるんだけどね、ってあの子の言葉が じわじわと時間をかけて私のものとなった ねえ本当は私服の貴方に会いたいよ ポケットから煙に巻いた苦い愛情 馬鹿みたい 外がまだ明るいときは 手が触れるだけで胸は軽いのにな 無邪気に笑い合えるただそれだけで 澱みも濁りもない朝を目掛けて 歩いていけるようなことに憧れてるの なのになぜ見えないとこで指輪を嵌めてるの? ほんの少しだけ色が違う第二関節辺り 睨んじゃって逸らして嘘みたいに焦る私 気づいたかな 気づかないでね 気づいてよ それはお互いを傷つけた証(しるし)でしょ いつしか想いは痛みへと移りゆき つい追ってしまう左手の薬指 得も言えぬ味に浸して送るkissに 何かの間違いを期待せど苦しむ日々
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