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廃工場 ほむら「……………」パチ ほむら「ここは……それに、あいつは…」キョロキョロ 杏子「おや、新入りかい?」 ほむら「! 佐倉杏子…」 杏子「あん? …………どっかであったか?」 ほむら「…同業者よ。名前は暁美ほむら」 杏子「魔法少女か。あたしも有名になったなぁ」 ほむら「あなたがいるということは、ここは風見野なのかしら」 杏子「いや、見滝原だ」 杏子「その様子だと、よまわりさんに捕まったのは初めてみたいだな」 ほむら「よまわりさん?」 杏子「おまえをさらった、でっかい芋虫みたいなやつだよ」 ほむら「あいつ、よまわりさんっていうのね。何者なの?」 杏子「わかんない」キッパリ ほむら「」 杏子「でもまあ、あいつらの同類だとは思う」つ 魔法で出した懐中電灯カチッ ほむら「…っ!?」 電柱のように細長い、人形の影。 頭に釘を刺し、首から上を包帯で覆いつくした人形。 黒い、落書きのような姿の棒人間。 赤い足と毛むくじゃらの体を持つ、巨大な蜘蛛のような何か。 ほむら「…なに、あれ?」 杏子「人間でも魔女でもないナニカ。たぶん、おばけ」
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