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そう意気込んだ俺は、かなり広い部屋にたどり着いた。 イナラビッタ「ここは…?」 薄暗い部屋の中を見回すと、何かが不気味に光っているのが見える。 クラゲ型のリーバード、確か、ミドスっていう名前だ。それが三体。 ゆらゆらと、こっちに向かってくる。他のリーバードと同じで、俺を攻撃するつもりらしい。 イナラビッタ「遅いんだよ、このノロマー!」 こんなのに構ってる暇はねえ。無視して先に行かせてもらうぜ! ガツーン! イナラビッタ「あいたぁ!?」 ミドスたちを無視して先に進もうとした俺は、扉に激突した。 イナラビッタ「扉が、開かない…!?」 まさか、これあれか!? 部屋の中にいる敵を全滅させないと先に進めないパターンのやつか!? イナラビッタ(だとしたらまずい、非常にまずい!) はっきり言おう。俺はスピード重視のレプリロイドで、攻撃力も防御力も低い。 そして、ミドス。攻撃力はともかく、こういう仕掛けがある部屋にいるってことは、間違いなく耐久性に優れているだろう。 つまり、 イナラビッタ「タイムロス確定だーっ!」 俺が叫んだ次の瞬間、一体のミドスが何者かの攻撃を受けて怯んだ。俺はおそるおそる、第三者を確認する。 VAVA「見つ、けた…」 こいつ、絶対にヘルメットの中で笑ってるだろ…。
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