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胸糞SCP第二弾 SCP-1970-JP - 13(サーティーン) SCP-1970-JPは宇宙空間上に出現するアポロ13号の月着陸船"アクエリアス"の複製とそれに乗船している3名の人型実体の総称です。これらは通常の方法では観測できませんが物理的干渉は受け付けます 毎月13日の午前3時7分53秒にSCP-1970-JPはアポロ13号の酸素タンク爆発事故発生当時を再現する形で出現します。しかしながら乗組員である三名の人型実体は出現ごとに以前の記憶を維持しています。傍受した無線電波を利用してクルーとのコンタクトをし、SCP-1970-JPの情報を収集する試みは続けられます SCP-1970-JPは大気圏に突入しては燃え尽きていくことを繰り返していましたが、ある時太平洋上に墜落しました。周辺海域を調査してもオブジェクトの存在は発見出来ず、翌月13日には再びSCP-1970-JPが発生しました。オブジェクトは再び大気圏を突破してアメリカ合衆国のとある公園に墜落、民間人二名が死亡する事故が発生しました マローア博士はSCP-1970-JPの耐久力はクルーの心理状態と関係がある可能性が高いと報告しました。また無線による会話により意図しないところでクルー達に生きる希望を与えてしまったことを原因だと考えました これを受け、鬱誘発性ミームを載せた無線音声で彼らの救出を諦めることを伝えた後対象からの通信を無視、これによりクルーの心理状況を悪い状態に移行させていくプロトコルを施行しました。また月には機動部隊隊員を配置しSCP-1970-JPが出現次第迎撃しオブジェクトの軌道を強制的に変更させます 結果としてマローア博士の説は正しく、これらの活動により、SCP-1970-JPは大気圏を突破することなく消失するようになりました "なあヒューストン、教えてくれ。どうして、どうしてなんだ。地球も月もこんなに近いというのに。どうしてこんなに、遠いのだろうか。" "我々はただ、帰りたかったんだ。"
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