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…視点変更→『ロック・ヴォルナット』 ◇ ロール『…っていうやり取りが聞こえてきたんだけど…』 ロック「……」 ロールちゃんがVAVAさんとイナラビッタの戦いのやりとりを話すので、僕たちは黙って聞いていた。 アイラ「…お兄ちゃん、どう思う?」 ロック「…とりあえず、マンダ島の遺跡でVAVAさんが言ってた『エックスとゼロ』についてはちょっとわかったね」 アイラ「『VAVAさんに勝ったエックス』と『VAVAさんと同じ特A級イレギュラーハンターのゼロ』。二人ともすごいレプリロイドだったんだろうね」 ロック「……」 イレギュラー。 僕がその単語を耳にしたのは、これが二回目だった。 初めて耳にしたのは、カトルオックス島のメインゲートの最深部。ジュノとの戦いが終わった後、データがエデンという物体に割り込み命令を行った時だ。 データ『市せい官ジュノは、イレギュラー化の嫌疑あり。ロックマン・トリッガーは、権利行使資格103に基づき、本島市せい官を既に処理。ロックマン・トリッガーの名において、カトルオックス島の初期化無期限凍結と、市せい官ジュノのバックアップデータの消去を申請する』 どうやらかつての僕は、イレギュラー化した存在を処理する権利と資格があったらしい。 もし同じイレギュラーハンターだったとしたら、僕はVAVAさんの後輩だったのだろうか? ロック(でもVAVAさんってイレギュラーハンターじゃなくてイレギュラーそのもののような気が……いや) アイラ「お兄ちゃん? なんか、深く考えたらダメなこと考えた時の顔してるよ?」 ロック「具体的すぎる!?」 ロール『あ! 二人とも気をつけて! センサーに影、人間の生体反応だよ!』 ドズン! ロック&アイラ『っ!?』
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