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その後、結局先行したVAVAさんが封印の鍵を入手してしまい、僕たちは途中で引き返すことになった。 ロック「VAVAさん、イナラビッタはどうなったの?」 VAVA「仕留め損ねた。おそらく、ジュノが回収したんだろう」 VAVA「おまえたちの方は、何か無かったのか?」 アイラ「あのねあのね、BBブラザーズのバンコスカスっていう人が襲いかかってきたの!」 VAVA「ほう。で、撃退したのか」 ロック「うん。ボーラが来て、うまく逃げられちゃったけどね」 VAVA「そうか」 そんなやり取りをしながら、僕たちはフラッター号に戻った。 ◇ …視点変更→『空賊連合』 ◇ ティーゼル「え〜、それではこれから、第二回空賊連合反省会を始める」 今回はボーン一家だけでなく、グライドとボーラの姿もあった。 ティーゼル「ボーラ、バンコスカスは大丈夫なのか?」 ボーラ「ああ。湿布貼って、大人しく横になってるよ」 ボーラ「ったく、年甲斐もなく張り切りすぎるからこうなるんだ」 やれやれ、とボーラは肩をすくめる。 ティーゼル「そうか」 ティーゼル「…で、グライド、おめえどうすんだ? 要塞も艦隊も全滅しちまったんだろ?」 グライド「まだやるに決まってるでしょ! このまま引き下がったら、骨折り損のくたびれもうけじゃない!」 ボーラ「…はぁ、若いっていいねぇ」 ボーラがまた肩をすくめた。 ティーゼル「次は俺たちだけでサウル・カダ島を襲撃する。俺が地上部隊を率いて囮になって時間を稼いで、その隙にトロンとボンが封印の鍵を手に入れるっていう作戦だ」 ティーゼル「だが、今の戦力であの三人組相手にどこまでもつか…」 トロン「お兄様! 弱気になってはいけませんわ! 必ずあの子達をギャフンと言わせてやるのよ!」 ボン「バブー!」
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