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…視点変更→『アイラ』 ◇ 私は今、VAVAさんが運転する飛行船に乗って、サウル・カダ島に向かっている。 ミュラーさんの話によると、そこにあるキモトマの街は既にボーン一家に占拠されてしまったらしい。街に住んでる人達は大丈夫かなぁ…。 …いや、それよりも気になることがある。 アイラ「VAVAさん、なんかウキウキしてない?」 VAVA「ん? わかるか?」 アイラ「うん、すっごく」 声もそんな感じだし。 VAVA「占拠された街を解放する……それはすなわち、敵を撃破するためならいくらでも暴れてもいいということだ」 アイラ(違うと思う…) VAVA「マンダ島のポクテの村では蟹型メカが一機陣取っているだけだったが、今回は街中に戦車やら砲台やらが設置されていると聞いた」 VAVA「これは戦争だ。戦争ならば、容赦などできるはずもない」 くくく、と喉を鳴らして笑うVAVAさんを見て、たぶん私は引いていた。 でも、私も容赦するつもりは無かった。ボーン一家はカトルオックス島を襲ったんだから、絶対に捕まえてやるんだ。 ◆ ボーン一家の攻撃を警戒して、私たちはキモトマの街より少し離れた場所に着陸した。 アイラ「暑い…」 VAVA「砂漠だからな」 ロック「うん…」 とにかく、急いでキモトマの街へ向かわないと。
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