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VAVA「それともう一つ。知り合いにケツ顎ハゲのおっさんのくせに女装の達人というとんでもないレプリロイドがいたからな。そう簡単には騙されんぞ」 ロック「ケツ顎ハゲのおっさんなのに女装の達人…?」 アイラ「想像できない」 俺も最初は目の故障かと思った。 フォクスター「別に騙すつもりは無かったんだけど……まあいいわ」 ボッボッボッ、と、フォクスターの周囲に九つの火の玉が浮かぶ。 なるほど。九尾と九つのビットをかけているわけか。 フォクスター「さあ、舞い踊りなさい。妖しくも美しい幽幻の炎の中で!」 ティーゼル『野郎共! 俺とフォクスターを援護するんだ!』 コブンたち『ラジャー!』 VAVA「おまえら、ティーゼルとコブンどもを潰せ! フォクスターは俺がやる!」 ロック「わかった!」 アイラ「VAVAさん、気をつけてね!」 言われるまでもない。 この手のタイプのレプリロイドは、子機――こいつの場合はビット――を使ってこちらを撹乱させる戦法を得意とする。 最大の問題は『ビットを破壊できるか否か』だ。一発一発の威力は低いから、手数が少なくなればこちらが有利になる。 逆に言えば、ビットが破壊できなければこちらが不利になる。素早くビットの動きを読み、短期決戦を臨まなければならん。 フォクスター「ずいぶんとちっちゃいガールフレンドね?」 VAVA「あ?」 ガールフレンド? アイラのことか? VAVA「そんなんじゃねーよ。ただ……悪くはない弟子だ」
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