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みなさん こんばんわ 昨晩は、完全自動での撮影をフルで通しで行うテストをしていました。 1.ターゲット位置の自動修正 2.温度変化に合わせたピント位置再調整 3.フィルター交換の自動とそれに伴うピント位置の変更・調整 4.ディザー撮影をしてコマごとに画像をちょっとずらす。 5.ディザー後に不安定になる赤道儀の動きが安定するまで待機して撮影する。 などろいろいろ。 その間風呂に入って体を温め、撮影終了後に今度はフラット撮影をフィルター毎に行いました。そのあと、今回は、雲が無かったのでディフュージョンフィルター無しで生の青空で行ってみました。スカイフラットってやつでしょうか? ただ、気温は12度まで下がり、ダウンジャケットが無いと寒くてしょうがなかったです。機材を撤収して寝たのが6時、さすがに歳で起きたのは午後3時でした。 課題は、位置補正が上手く行かなかったこと。 リカバリーモードで元の位置での撮影になってしまいました。星の位置が認識できて補正機能は動作するのですが、完全には行きませんでした。 写してみたのは、NGC7822。肉眼では全く地味なケフェウス座ですが、この手のグロビュールが沢山あって星形成の盛んな場所ですね。 この撮影の前に、FCT-150にFCT-100のレデューサーを付けたらどうなるか実験しました。最初のコマをモニターして、「ああ、ダメだ。中間から放射状に流れる」と分かってしまったので、撮影を組みなおすことにしました。トリプレットは、この手の使い方に対する許容範囲がめっちゃ狭いですね。仕方ないので、去年と同じフラットナーを持ってきて光学系やリングの交換それにソフトウェアの再設定に時間が取られました。この晩も良く冷えました。 撮影の前に久々に15cmでM天体を見てました。ちょうど見頃のM20は暗黒帯が良く見えて面白かったです。M51は、倍率150倍が最も見やすかったです。2つのガスが良く見えましたが腕までは分かりませんでした。光害の大きいところでは倍率は、100倍超えのほうが良いようですね。先日も300倍とかでしたし。低倍率だと背景が明るくなって星雲が見えなくなってしまいます。 それにしても、ハーシェルはNGC7822なんて暗い星雲を良く肉眼で発見したものですね。18世紀の空はよほど暗かったのでしょうね。オリオンの燃える木なんかもかなり暗い空でないと見えないですから。
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