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…視点変更→『???????????』 ◇ 俺は妖精戦争の最中に造られた軍用レプリロイドだった。しかしサイバーエルフとの融合が中途半端だったため暴走してしまい封印され、そのバグが修正されることなく年月だけが過ぎた。 そして、俺が目覚めた時、既に戦争は終わっていた。 だが、俺を目覚めさせたバイルという男は、俺をアインヘルヤル八闘士の一人として採用した。 これでやっと戦える――! 俺はその事実に歓喜し、本能のままに『伝説の英雄』と戦った。 結果は負けだったが、それで長い間封印されていた俺が満たされるわけもなく、勝手に再戦を約束して死んだ。 歴史は繰り返す。 俺は再びこの世に甦った。戦うために。 何でも、今回の相手は俺と同じで闘争と破壊が大好きらしい。その強さから『鬼札』と呼ばれているらしい。 しかし、俺はなかなかそいつと戦えなかった。コカペトリのおっさん、イナラビッタのチビ、フォクスターのカマ野郎が先に選ばれ、俺は一番最後になってしまった。 どうして俺を後回しにするんだ、と、俺を復活させた男に訊ねたことがある。すると、そいつは、 ジュノ「デザートは最後にとっておくものですから」 そのデザートは俺と『鬼札』、どっちなんだ? ジュノ「それは、秘密です」 そう返されたので、俺は疑問の答えに興味を失った。 もうそんなことはどうでもいい。やっと俺の番が来たんだ。ようやく戦える。 ウオオォォォーーーン!! 俺は大声で叫ぶと、雪原を駆け、車上の『鬼札』に突進し、一緒に反対側に転げ落ちた。 「ガウウウゥ……待ちくたびれちまったぜ鬼札さんよぉ、途中で雑魚にやられちまったんじゃねえかと思ってヒヤヒヤしたぜ」 「こんだけ焦らしてくれたんだ……あっという間に参りました、とかはナシだぜ?」 VAVA「おまえが、四人目か」 ルナエッジ「そうだ、俺はフェンリー・ルナエッジ! 楽しく戦おうぜ!」
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