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封印の鍵をミュラーさんに渡しに行く途中、フラッター号を運転するロールちゃんがこんなことを言ってきた。 ロール「ねえロック、何だか嫌な予感がするの」 ロック「えっ?」 ロール「鍵が四つ集まったら、何か大変なことが起きるんじゃないかって…」 ロック「大丈夫だよ。大変なことなら今まで何度も経験して、その都度潜り抜けてきたじゃないか」 ロック「VAVAさんたちだっているんだから、何が起きても問題無いさ」 ロール「そう……だよね」 ◇ …視点変更→『セラとジジ』 ◇ サルファーボトム号、セラとジジが閉じ籠っている部屋に異変が起きていた。室内の壁がまるで電子基盤のようになっている。 ジジ『鍵、確認しました。四つ全て揃っています』 室内にジジの声が響く。しかし、彼の姿は室内には無く、部屋の中央にセラが立っているだけだった。 セラ「もうこの船は、完全に取り込めたのだな?」 ジジ『はい』 セラ「よし……では、始めろ」 ジジ『最後に一つ、確認させてください。ロックマン・トリッガー――マスターの遺伝子コードは、破棄してもよいのですね?』 セラ「鍵を優先しなさい。運が良ければ、残骸から遺伝子コードをサルベージできるやもしれん」 ジジ『了解しました。では、はじめます』
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