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(己のたしなめる声に「…わかったよ。勇隼が突っ掛かってこない内に本題に入ってくれ」と溜め息混じりに返す風花の様子には苦労しているのが滲み出て。己は思わず苦笑いを浮かべ右頬を右人指し指で数度掻くと、空気を変えるためかコホンと咳払いを一つ)あー、本題なんだけど……最近俺にちょっかいかけたりしてる青持ちを知らない?(グルリとこの場の全員に視線を巡らしたのち、唇を舌で舐め湿らせてから口を開くとふざけ調子一切無し、冷たく感じる固い声音で尋ね。何らかの情報が掴めるかと期待しながら待つも、返って来たのは「…僕らを疑っているんでしたら、違いますよ?モンクを抜けた方に構っていられるほど暇じゃないんです」と刺を含んだ夜智の冷たい声音。期待していた分、少しばかり堪えたか眉が下がる己の表情に勇隼は勘違いし「ちょ、夜智!その言い方はねぇだろ!!」と夜智に食ってかかる始末。勇隼を宥めようと己が口を開こうとするも、それより先に薙詩が「だが、夜智の言った通りだ。俺達ではない。他は知らないが、な」と淡々と事実を述べ。勇隼は夜智の肩を持つ薙詩をキッと睨み付け険のある言葉をぶつけ「ッチ、言い方を考えろっていっただけだろ!?…すんません、閠間さん」と薙詩を睨み付けていた険しい表情を一転させ己に真剣な表情で謝りだすのを、己は片手で制しながら)んにゃー、別にいいよん。そうやってズバッて物を言う子は好きだから。それにしても、他の青持ちねぇ……もしかして、革新派の連中かな。はぁ、昔から革新派の連中とはソリがあわないんだよねぇ…(わざと軽い口調同様、軽い笑みを浮かべ気にしてないと言うように頭を横に振るも、問題が解決していないとあって口から出るのは深い溜め息。昔のいざこざを思い出してのことか、眉間に皺をくっきり刻み思案する己に次の行動を促す風花は「閠間、どうする?革新派に繋ぎをつけるか?」と協力するき満々の様子。闘志たぎる風花の様子にフッと表情を弛めたのも束の間で、己はニッと口角つり上げ悪戯を企てる子供のような笑みを浮かべ)……いーや、釣りをするよん。でっかいお魚釣れるといいんだけど……ってなわけで色々ありがとね。あ、迷惑かけた分って訳じゃないけど今度アトリエに遊びにおいでよ。場所はふーちゃんから聞くといいよ、じゃあねー(トンと軽い調子で腰掛けていた背凭れ部分から地面へと足をつけ、投げ捨てた青のローブを右手に拾うと挨拶もそこそこにヒラヒラと後ろ手に空いた手を振り一方的に退室して)>退室 (PL:予告に移動と記載しておりましたが、私用にて訂正し退室させて頂きます。訂正が遅くなり、皆様にご迷惑をかけ申し訳ありませんでした;;)
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