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VAVA「で? その四回目の俺が、俺たちに何の用だ?」 VAVA.X「クハハハハ……決まっているだろう。おまえたちと戦いに来たんだよ」 ロック「え!?」 VAVA「……」 VAVA.X「この時代のことは、セラから全て聞いた…」 VAVA.X「クハーッハッハッハ! いつまであがく気だ?」 VAVA.X「世界? イレギュラー? そんなものは忘れろ! 己に与えられた力だけを感じろ!」 VAVA.X「破壊、破壊だ! 我らはそのために生み出されたのだ!」 VAVA.X「一度でいいからぶっ壊してみたかったんだ……自分自身をなぁぁ!!」 ロック「VAVAさん…?」 VAVA「コピーしたものをコピーして、それを更にコピーする。何回も繰り返すと像がぼやけて、オリジナルより劣化していくんだそうだ」 ロック「つまり、僕が知ってるVAVAさんよりも…」 ロックは言葉に詰まってしまった。 正直に言えよ、よりイカれてるって。俺だってそう思ったんだから。 VAVA「ロック、先に行け」 ロック「え!? でも…!」 VAVA「俺が撒いた種だ。自分で刈り取る。行け!」 ロック「…わかった! ごめん、VAVAさん!」 走り去るロックを尻目に、俺は『俺』と向き合い、構える。 VAVA.X「頼りにしてくれる仲間ができて嬉しいか? VAVA」 VAVA「おまえが俺なら、言わなくともわかるだろう?」
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