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……それから、数ヶ月が過ぎた。 私や、復活レプリロイドのみんなは次々に遺跡に入ってディグアウトを繰り返し、資金を調達した。特にルナエッジさんは「VAVAともう一度戦うんだ」が口癖になるくらい頑張っていた。 ジュノさんも、他の島を管理しているロックマンに呼び掛けて、協力を仰いでいるという。 でも、ロケットは一向に完成する気配が無い。 どうしたんだろう……ロールのお姉ちゃんも、トロン・ボーンも、カトルオックス島の誰よりも優れた技術の持ち主なのに。それでもロケットは作れないの? そもそも、ロケットに関する技術はデータが話したとバレルのおじいちゃんが言っていた。作り方をデータから教わったのなら、その通りに作ればロケットは完成するはずじゃないの? ルナエッジ「よぉ、アイラ」 アイラ「ルナエッジさん」 ルナエッジ「おまえもディグアウトから戻ってきたのか」 アイラ「うん」 ルナエッジ「あんま無茶すんなよ。いくらデコイが機械生命体だっつっても、俺たちレプリロイドよりかは脆いんだからよ」 アイラ「わかってるよ。でも…」 ギャーギャー アイラ「ん?」 ルナエッジ「あー、またやってんなぁ」 声の方を見ると、ロールのお姉ちゃんとトロン・ボーンが言い争いをしているのが見えた。二人は技術者としての方向性が真逆なので、よく喧嘩になってしまう。 トロン「ここをこうすればこれだけ安く作れるって、言ってるじゃない!」 ロール「そこを妥協したらダメなんだってば! 最高のものを作らないと!」 データ「ウキ〜。だから、僕が言う通りに作ればいいんだよ。あのね(ry」 ロール&トロン「「データは黙ってて!!」」 ルナエッジ「なっ…!?」 アイラ「……………………え?」
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